iGallery DC



若林繁裕展
WAKABAYASHI Shigehiro


若林繁裕展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧ください。



画廊入口から見て左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。

以上の10点で若林繁裕展は構成されています。
作品を1点ずつご覧ください。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「連動する二つの大がかりな装置」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でサイズH450×W450×D100mmです。



左壁面、2番目の作品です。
「大がかりな装置」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でサイズH450×W450×D100mmです。



左壁面、右端の作品です。



「 森の緑色の成り立ち」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でH910×W910×D127mmです。



正面壁面の作品です。
「居心地のいい場所で」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でH914×W1500×D90mmです。



正面壁面、エアコン下の作品です。
「TYUL PICHI PCUN」(パネル、枝、アクリル、粘土、パステル)でH450×W450×D54mmです。



右壁面、左端の作品です。
「春の香りをつくりましょ」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でH910×W910×D146mmです。



右壁面、中央の作品です。
「月に行く夢を見た」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でH910×W910×D146mmです。



右壁面、右端の作品です。
「再生または循環」(パネル、枝、アクリル、粘土、紙)でH910×W910×D146mmです。


<作家コメント>

森の奥へ、深く、どんどん深く入っていくと、外から見ていた森と は全く違った風景が現れます。
様々な木の枝が交錯し、藤やアケビ、 その他の草の蔓が空の方まで巻きついています。
虫に喰われて穴だら けになった枝、バキッと折れた幹、バネのようにぐるぐる巻きついた 蔓の手。種の形や大きさ色も様々です、芽や葉っぱも。
都市に生まれ 育った私には、それはそれは驚きに満ちた世界の発見でした。
話は飛びますが、小さい頃、空襲の焼け跡の中から見つけた錆くれ た鉄片やガラスの破片、近所のボタン工場の貝ボタンくずなどが私の 宝物でした。
それらにまつわるいろいろな物語を夢想するのが楽しみ でした。
もっと小さかった頃、蒸気機関車と電気機関車とでは、断然電気機 関車の方が好きでした。
それは、電気機関車のフレームを取ると、中 には数々の不思議な装置がぎっしりと詰まっていて、その各部分の働 きについてたっぷりと想像できるからでした。
いま山梨の山裾に居を構えて、森の奥深く、植物や虫や動物たちの 繰り広げる驚きの世界をもう少し想像していきたいと思います。


木の枝や蔓、金属を見紛うばかりの紙、それらでコラージュされた画面。
楽しいですね。
森を舞台にした少年の夢のようです。

作品にはタイトルが付けられています。
よくよく見ると、そのタイトルは意外にも具体的です。
その直截さに思わず頬が緩みますが、抽象として見ても何ら差し支えがありません。
良く練られたコンポジションで、空間に無駄がありません。

若林さんの作品の特質は、使用されたモノの存在感です。
それは以前は森にあったものや日常にあったモノです。
その材質やカタチを生かしながら、絵として画面に定着しています。

若林さんはコンピューターを使った仕事をしています。
他方でこのような作品を制作しています。
同じ手の作業ですが、そこには大きな違いがあります。
作品に込められたのは、手の思考です。
モノを手で掴み、手で考え工作して、創造(想像)した世界です。
その確かさと造形の美しさに、惹かれます。

作家Webサイト

作品配置図

プライスリスト

作品の価格は2016年4月まで有効です。
作品を購入御希望の方は、恐れ入りますが、下記までメールにてご連絡をお願い致します。
折り返し送金方法、納品時期等をお知らせ致します。
(作品が配送の場合、勝手ながら送料はお客様のご負担とさせていただきます。)
なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)


iGallery DC  若林繁裕道展
会期:2015年5月31日(木)〜6月28日(日) 
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜19:00


会場アクセスと展覧会スケジュール