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「美」と「術」2000





「美」と「術」展は本展で六回目の開催になります。
グループ展でありながら、個展の密度と表現(視点)の多様性を一つの空間に展示してきました。
一つの空間とは同時代性をも意味します。
藍画廊の床面積はさほどありませんが、天井が高く、道路側の壁面を外すとガラス戸で外と接することもできます。
画廊としては狭いのですが、解放感のある空間です。

「美」と「術」2000は、小山穂太郎、小林聡子、若宮綾子の三作家の全23点で構成されています。

会場写真です。
これは道路側(ガラス戸)からのショットです。
天井の高さを活かした展示になっています。
今回は展示作品数が多いので全部を紹介できません。
又、作家別に展示されていますが、一部では混在する形にもなっています。
そのあたりも楽しんでいただければ、と思っています。

上の左。
左は若宮さん作品(綿布に鉛筆)。
綿布は毛羽だった特殊なものです。
このページのトップの小さい画像は拡大したものです。鉛筆で綿布に小さく描かれています。
右三点は小林さんの作品。
縦に並んでいるのはシルクスクリーンの作品。
ブルーの塩ビシートが紙とガラスの間に挿まれています。
その隣は、紙に水性ボールペンで無数の細かな点が描かれている作品。
上の右。
左から三点目が若宮さん、他三点は小林さんの作品。
緑色に見える作品は、ネットを重ねた立体です。
下の右。
比較的サイズの大きい(60×63cm)の若宮さんの作品(綿布に鉛筆)。

小山さんの作品六点。
ゼラチンシルバープリントに漂白剤、ニス他。
サイズは各110×110cmです。
一見何も映っていないように見える作品は、良く見ると「空」です。
常に変化し、同じ状態に在る事がない「空」。
この六点にはそんな「空」があります。


この他、画廊入口の壁面、道路側通路にも作品が展示されています。



年末のお忙しい時期かと存じますが、御高覧いただければ幸いです。

藍画廊 本展企画担当 ふくだ まさきよ







会期

2000年12月11日(月)-23日(土)

12月17日(日)休廊

11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内






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