滝田朝江展
プラネタリウム
TAKITA Asae
滝田朝江展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の15点が展示室の展示で、その他小展示室に4点、事務室壁面に1点の展示があります。
展示室の作品はすべてキャンバスに油彩です。
左壁面、左端、左から2番目の作品です。
左はタイトル「オルゴール(1) 」でサイズはF3、
右は「オルゴール(2) 」でF30です。
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左壁面、左から3番目、右端の作品です。
「オルゴール(3) 」でF80、
「オルゴール(4) 」でF80です。
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正面壁面,左端、右端の作品です。
左の3点は「立ち位置(1) 」、「立ち位置(2)」 、「立ち位置(3) 」でF3、
右は「立ち位置(4) 」でF80です。
右壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「プラネタリウム(1) 」でS10、
右は「プラネタリウム(2) 」でF4です。
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右壁面、左から3番目、4番目、右端の作品です。
左は「プラネタリウム(3) 」でF20、
中央は「プラネタリウム(4) 」でF20、
右は「プラネタリウム(5) 」でF0です。
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入口横壁面、左端、右端です。
左は「いつもの場所(1)」でS50、
右は「いつもの場所(2)」でF6です。<作家コメント>
私は何時もボーッとしている。
人の話を半分しか聞いていない。時々、勘違いをくり返して、怒られる。
でも波の音や風の音、草木の色、しののめの空の色、身をふるわせるような色彩に、よろこびを感じる。
誰にも言わずに、うつろう今日を大切にしている。
滝田さんは美大を卒業して絵画に取り組んでいきましたが、ブランクの時期があったそうです。
それからしばらくして、リハビリのような形で再び絵具を手にしました。
滝田さんの作品は絵画の歴史を踏まえた、絵画らしい絵画です。
奇抜な描法とは無縁で、正面からモチーフに向かい、テーマを掘り下げています。
心象風景という言葉がありますが、滝田さんの場合、風景に心象を仮託するのではなく、風景の中に自身を置いて描いている印象があります。
展示された作品のモチーフを大きく分けると、オルゴール、流れ、プラネタリウム、自然の風景になります。
作家コメントにあるように、視覚だけではなく、五感の繊細な感性を画面に定着させています。
見るという行為が、リハビリ以降、眼に頼らず身体で感じるようになったのではないかと想像します。
それが単なる具象、抽象に陥らない画面を創り上げています。
画面で注目したいのは、所々に見られる四角錐のようなカタチです。
これは作者の立ち位置を表しているようです。
人の人生は長いようで短いものです。
その道程のどこに今自分はいるのか。
それは自分探しでなく、自分を真摯に見つめる行為だと思います。
そして自分を包んでいる環境や時の流れを見つめることだと思います。
立ち止まって、自分が立っている場所と時間を確かめる。
急ぐのではなく、わたしたちに必要なのはそのような<ゆとり>ではないかと感じました。
ご高覧よろしくお願いします。
会期
2021年8月30日(月)ー9月4日(土)
11:30ー19:00(最終日18:00)
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