BACK→CONTENTS



藍 画 廊


池田歩展


池田歩展の展示風景です。
作品はすべてキャンバスに油彩です。

画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。

左:「DAY AND NIGHT」
  91(H)×106(W)cm
右:「NIGHT SEA」
  91(H)×106(W)cm
右側と入口すぐ右の壁面です。

右:「CROSSING」
  106(H)×91(W)cm


左側とその横の壁面です。

左:「WATERWAY03-a」
  91(H)×73(W)cm
右:「WATERWAY03-b」
  68(H)×73(W)cm


以上が画廊内の展示です。
この他、道路側ウィンドウに一点展示されています。

では、一番上の小さな画像をご覧下さい。
船ですね。
小さな船です。







小さな画像はこの作品の部分です。
左壁面の「WATERWAY03-a」です。
船が二艘描かれていますが、その上の方の船のアップです。

川でしょうか、それとも運河のようなところでしょうか。
いずれにしても(タイトルの通り)水路ですね。

小さな船が気持ち良さそうに進んでいます。
高速でもなく、低速でもなく、ほど良い速度で。
船が通った跡の白いライン(軌跡)が、そのスピードを表現しています。







正面の「DAY AND NIGHT」です。
説明の必要はありませんね。
昼と夜です。

画面右側半分のベージュの面は、左側と同色でしたが、油で拭き取って地肌を出したそうです。
この技法は他の作品でも用いられています。


右側壁面の「NIGHT SEA」です。
夜の黒い海です。

この二艘はスピードが出ていますね。
白い軌跡が二つに割れていて、急いでいる様子が分かります。


展示作品の中から三点をご覧いただきました。
左壁面の横にある「WATERWAY03-b」もご紹介したかったのですが、生憎写りが良くありません。
構図が面白作品です。
画廊でご覧いただきたく思います。


実に可愛い船です。
ちょっと可愛すぎるかな、と思うほど可愛い。
その船だけが描いてあれば、停まっている船です。
船尾から白い線を後方に引けば、進んでいる船です。

池田さんの作品を観ていると、その白い線に眼が行きました。
船が通った跡にできる白い波のライン。

楽しいラインもあれば、寂しいラインもあります。
遊んでいるラインもあります。
急いでいるラインもあれば、ノンビリしているラインも。

線(ライン)は、いろんな表情と時間を持っているんですね。

ご高覧よろしくお願いいたします。


会期


2003年2月3日(月)-2月8日(土)


11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内



BACK→CONTENTS