今道子展
KON Michiko
今道子展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の14点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてゼラチンシルバープリントです。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端、左から2番目の作品です。
左はタイトル「白うさぎと目」でサイズ16×20inch、
右は「白鳥姉妹」で16×20inchです。
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左壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「シスターバンビ 」でサイズ16×20inch、
右は「甘鯛とレアメタル」でサイズ16×20inchです。
正面壁面、左端の作品です。
「縞馬+足袋」で16×20inchです。
正面壁面、中央、右端の作品です。
左は「鳥王子」で16×20inch、
右は「ワニ」で16×20inchです。
右壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「無花果鳥」で16×20inch、
中央は「ペチュコートの中」で16×20inch、
右は「山羊少年 2」で16×20inchです。
右壁面、右端の作品です。
「パイナップル ジャンパー 」で16×20inchです。
入口横壁面、左端、中央の作品です。
左は「 サバのブーツ」で16×20inch、
右は「潤目鰯ハンドバッグ」で11×14inchです。
入口横壁面、右端の作品です。
「鹿+私」で16×20inchです。
今さんの撮影日は忙しい。
今日は何を撮るか構想を練って、レシピを作ります。
それを持って市場に行って材料を揃えます。
帰ってきたら、舞台(?)を設えてレンズを向けます。
材料はほとんどが生ものですから、照明をあてればどんどん劣化します。
そうなると時間との戦いで、集中して撮影を進めます。
だから、今さん曰く「撮影日はとても忙しい」。
今さんの写真には生と死があるように見えます。
具体的にどれがどうということではありませんが、わたしにはそう見えます。
そして、生と死をつなぐようにエロスも感じます。
考えてみれば、美術の出自は宗教であって、宗教が取り扱うのは生と死です。
その意味では、今さん作品は正統的な美術の後継と言えます。
他方で、今さんの写真には遊びがあります。
遊びというのも、美術の大切な要素です。
遊びには想像力や妄想力が必要で、それがないと面白くありません。
面白くない遊びは流行らず、廃れてしまいます。
今さん写真には一人遊びの楽しがあって、それはどこか神話や寓話に通じます。
宗教には生と死の間に特殊な人がいます。
呪術師=シャーマンのような人です。
もしかしたら、今さんは現世のシャーマンかもしれません。
作品を前にすると、わたしたちは別世界に誘われて、霊的存在に交じり合うような体験を覚えます。
それは怖いような楽しいような、不可思議な経験です。
そしてそれこそが貴重な<美>との遭遇ではないかと、わたしは思います。
ご高覧よろしくお願い致します。
会期
2021年5月10日(月)ー22日(土)
5月16日(日)休廊
11:30ー19:00(最終日18:00)
会場案内