藍 画 廊

Multigeneration Square/交錯する世代、対峙する絵画。
藍画廊・GALERIE SOL 合同企画


「Multigeneration Square/交錯する世代、対峙する絵画。」展の藍画廊展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

藍画廊は39点の作品(展示室37点、小展示室2点)で展示が構成されています。
本展の企画趣旨と出品作家名は以下の通りです。


「Multigeneration Square / 交錯する世代、対峙する絵画」

新型コロナウィルスが世界中に広がり、今までの当たり前が通用しなくなっ てきたように思えます。
情報交換も買い物もオンラインが主流になっていくのか?
人との出会いや繋がりは SNS で済ますのか?
すべてにおいて何かが、今までとは違った方向に変化していかざるを得ない状況になっていく気配を感じます。
では、アートは?と考えた時、今こそオフラインしてガチンコ!ではないかと思ったわけです。
オンラインで繋がった出身の違う20 代から60 代の作家が、オフラインで 2 つのギャラリーに集まります。
それが「Multigeneration Square / 交錯する世代、対峙する絵画」です。
規定として作品サイズを、展覧会名の「Square」から「S サイズ」に限定して行います。

開催期間/2021 年 3 月 22 日(月)~3 月 27 日(土)
開催時間/11 時 30 分~19 時(最終日は 18 時まで)
開催場所
藍画廊 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F
GALERIE SOL 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 6F
*合同企画(企画・コーディネート 雨海商店)


藍画廊
石田文 轟木満 湯原誠 藤原佐多央 佐藤陽香
佐々木高信 坂正治 福田紗也佳  関口潮 加藤力
井口貴夫 關戸望 西川絵里 角森昭収 外山雄太
山田美貴 長橋秀樹 伊藤泰雅 青木聖吾 布田葉太郎 (順不同)

GALERIE SOL
長尾圭 向井三郎 野沢二郎 上野早智子 小山利枝子 田岡智美 
江口湖夏 三代宏大 奥井美貴 末永恵理 槙野匠 太細春乃 菊地虹 
古内忠輔 森本玄 歳森勲 吉田愛 濱口桜子 米田称侑 漆畑流
雨海武 (順不同)


作品の詳細をご覧下さい。
(作家名敬称略)



左壁面、左側の作品です。
左端は坂正治(作品番号1)、中央の3点は石田文(2・3・4)、右端は伊藤泰雅(5)の作品です。
各作品のタイトル、制作年、マテリアル 、サイズ等はプライスリストの作品番号からご覧下さい。



左壁面、右側の作品です。
左の4点は外山雄太(6・7・8・9)、右は布田葉太郎 (10)の作品です。



正面壁面、左側の作品です。
左は佐々木高信(11)、右4点は井口貴夫(12・13・14・15)の作品です。



正面壁面、右側の作品です。
左は長橋秀樹(16)、中央は青木聖吾(17)、右は西川絵里(18)の作品です。



右側壁面、左側の作品です。
左の4点は佐藤陽香(19・20・21・22)、右は関口潮(23)の作品です。



右壁面、中央の作品です。
左の4点は加藤力(24・25・26・27)、右は福田紗也佳(28)です。



右壁面、右側の作品です。
左の4点は角森昭収(29・30・31・32)、右は關戸望(33)です。



入口横壁面、左側の作品です。
藤原佐多央(34)です。



入口横壁面、右側の作品です。
左の2点は轟木満(35・36)、右は湯原誠(37)です。



小展示室の作品です。
二点共山田美貴(38・39)です。

<企画者コメント>

大学の同期とグループ展を何度か続けてきて、もっと幅広い世代の方々と展示をしてみたいと思い、「世代を越えた人々の広場=Multigeneration S q u a r e 」からこの展覧会のイメージが始まりました。
発起人の私は、昭和 39 年に開催された東京オリンピックの年に生まれました。
昭和 60 年に東京藝大に入学、平成元年に同大学院に入学という、学生時代に昭和と平成を過ごした世代です。
藍画廊や現在のGALERIE SOL(以前は早稲田にあった) がある銀座には毎週のように画廊を巡り、月曜日となるとオープ ニングパーティーで語り合い、2 次会、3 次会と飲み歩いた界隈でもありました。
時代は平成になり徐々に、銀座で以前のようなオープニングで盛り上がるということが減ったように思います。
銀座以外にも魅力的なギャラリーが増えたこと、今の美大生の展示に対する意識が我々の頃よりも違ってきたことも大きく影響しているのでしょう。
バブル崩壊...阪神淡路大震災...9.11...リーマンシ ョック...東日本大震災(3.11)...フクイチ原発事故...そして、令和になりまし た。
新型コロナウィルスが世界中に広がり、東京オリンピックが延期になり、 今までの当たり前が通用しなくなってきたように思います。
情報交換も買い物もオンラインが主流になっていくのか?
人との出会いや繋がりは SNSで済ますのか?
すべてにおいて何かが、今までとは違った方向に変化していかざるおう得ない状況になっていく気配を感じます。
では、アートは?と考えた時、今こそオフラインしてガチンコ!ではないかと思ったわけです。

企画・コーディネート 雨海 武


インターネットが普及したのは2000年前後です。
当時はホームページの開設が盛んで、サイトとメール、掲示板で情報発信と親交が図られました。
その後ブログ時代を経て、スマートフォンの登場をきっかけにSNSが爆発的に拡大、いつでもどこでも誰かと繋がる時代になりました。
しかしそれが人間の進化、進歩かと立ち止まって考えれば、頭を捻るのはわたしだけではないと思います。
恐らく企画者の雨海さんも同様ではないかと想像します。

本展はオンラインで結びついた関係がオフラインで広がり、年齢、性別の枠を外した展覧会です。
共通しているのは絵画(平面)の仕事をしているということです。
ですから、普段のSNSでの対話ではなく、絵画というメディアを通しての対話になります。
ちょっと古い言葉で言えば、アバターの代わりが絵画です。

さて、ギャラリーに展示された多くの絵画を見ていると、絵画の現時点という言葉が浮かんできます。
その、拡張と多様性、あるいは美術のフィールドにおける絵画のポジションなどにも考えが及びます。
近年の傾向としては、絵画と他のメディアとのミクスチュアやインスタレーション的展開などが盛んです。
もちろんスタンドアローンを貫く作家もいて、意外(?)にも絵画は賑やかな展開を見せています。
そんな情況が本展にも反映していて、それこそは企画者の思う壺で、参加者の真摯で楽しげな対話の実現になっています。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

 

会期

2021年3月22
日(月)ー27日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内