藍 画 廊


本多惠理展
HONDA Eri


本多恵理展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の10点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。
作品を1点ずつご覧ください。



左側壁面、左端の作品です。
タイトル「雨のあと」でサイズ455×380mm(8F)です。



左壁面、中央と右端の作品です。
左は「さがしもの」で652×530mm(15F)です。
右は「かいわ」で318×418(6F)mmです。



正面壁面の作品です。
「散歩の途中」で910×1167mm(50F)です。



右側壁面、左端と中央の作品です。
左は「たたずむ」で530×455mm(10F)です。
右は「芽」で220×273mm(3F)です。



右側壁面、右端の作品です。
「遠くの風」で910×1167mm(50F)です。



入口横壁面、左端、中央、右端の作品です。
左は「暮」で225×225mm(SSM)です。
中央は「庭さき」で418×318mm(6F)です。
右は「想う」で333×242mm(4F)です。

〈作家コメント〉

里山から流れる川や草木、民家の壁の染み跡など眺めながら海岸へ辿り着く。
穏やかな風、眩い光、潮の香り、波の音を心地よく聞きながらも胸騒ぎを覚える。
遠く遥か向こうには、想像できぬ何かが潜んでいる。

本多さんの絵画は紛うことなき抽象画です。
しかしその画面の奥の奥の方には、具体的な風景が潜んでいるような気がします。
それを言葉で説明するのは難しいのですが、確かな気配が感じられるのです。
風景、つまりは空や大地や緑や光、あるいは潮が織りなす空気、空間の様が見えてくるのです。

写生という美術の形態があります。
多くは紙やキャンバスに風景を写し取ることです。
一般的には具象画と呼ばれますが、例外もあるように思えます。

例えば、本多さんの絵画。
写生を文字どおりに解釈すれば、生を写すことです。
生とは、わたしたちが暮らしている世界そのもののことです。
動物がいて、植物がいて、微生物がいて、それを育む光や空気や水が環境を形作っている世界です。
これを写し取る。
つまり単に風景をなぞることは、正しい意味での写生ではありません。
風景に潜む秘密に触れなければ、写生とは言えないのです。

本多さんの絵画に風景を感じるのは、そこに写生があるからです。
生を写そうという意志があり、それに伴う眼と技法があるからです。
画面には色彩と形体に還元された風景の実態があります。
それは特別な風景ではなく、ごくありふれた風景です。
だから、身近で親しみがあり、しかも興味深いのです。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

会期

2016年11月7日(月)ー12日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内