藍 画 廊


中野由紀子展
「かわる景色」
NAKANO Yukiko


中野由紀子展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧ください。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の19点が展示室の展示で、その他小展示室に3点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。

作品を1点ずつ御覧下さい。



左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「つやつやした葉っぱ」でサイズ273×273mmです。
右は「玄関先の植物」で140×180mmです。



左壁面、左から3番目の作品です。
「美術館の近くの花壇」で1620×1300mmです。



左壁面、左から4番目と右端の作品です。
左は「玄関先の多肉植物」で910×727mmです。
右は「コンクリートブロック」で140×180mmです。



正面壁面。左端と左から2番目の作品です。
左は「玄関先の植木鉢」380×455mmでです。
右は「工事中の駅」で273×273mmです。



正面壁面、左から3番目の作品です。
「切られた葉っぱ」で1167×910mmです。



正面壁面、左から4番目と右端の作品です。
左は「駐車場と丸い岩」で273×273mmです。
右は「どこかの壁」で180×140mmです。



右側壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「帰り道の花壇」で220×273mmです。
右は「枯れ気味の植物」で273×220mmです。



右壁面、左から3番目の作品です。
「屋上」で1620×1300mmです。



右壁面、左から4番目と5番目の作品です。
左は「家の玄関の植物」で273×273mmです。
右は「どこかの花壇」で380×455mm



右壁面、右端の作品です。
「花のような葉っぱ」で530×530mmです。



入口横壁面、左端と中央の作品です。
左は「玄関先のソテツ」で273×273mmです。
右は「多摩川とフェンス」で910×727mmです。



入口横壁面、右端の作品です。
「切られた観葉植物」で410×318mmです。

〈作家コメント〉

生活する環境が変わり、見えてくる景色が変わってきました。
自分のまわりの景色の見方、捉え方の変化を、
あまり怖がらずに、受け止めていきたいと思いながら、
この一年制作しました。

人は環境が変わると、目に映る景色も違って見えます。
少し大げさな表現で言えば、視点が変わるということになります。
今まで見えていなかったものが見えてきて、そこから世界の見方、見え方も変わっていきます。

中野さんの前回の個展から一年強、何が変わったのでしょうか。
前回は現実と想像、空想が入り交じった作風でした。
今回はより現実への接近が見られます。
同じ植物を描いていても、言わば現実に根を下ろした表現になっていると思います。

現実の風景の記憶を切り取って、大胆なデフォルメを施し、絵画として完成させる。
中野さんの手法ですが、風景は一貫して何気ないものです。
ドラマティックな要素は皆無で、ありふれた風景を独自の視点で捉えています。
ありふれた風景に内在する、美しいもの。
それを掬い出して、絵画として開示する。
その透明度の高い表現は一見に値します。

いつも見ている当たり前の風景。
それがある日違って見える。
その驚き、感動を素直に表現する。
そんな出来そうで出来ない行為の積み重ねが中野さんの展示です。
力みの無い中庸な表現の素晴らしさが、そこには在ります。

ご高覧よろしくお願いします。

作品配置図

プライスリスト

2015年藍画廊個展

 

会期

2016年6月20日(月)ー25日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内