藍 画 廊



しもかわら さとこ
SHIMOKAWARA Satoko

しもかわら さとこ展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



右側の壁面です。



展示室中央に吊り下げられた作品です。

展示室の展示は以上の8点で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品を1点づつご紹介致します。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「くものわすれもの」で、サイズは約 24(H)×34(W)cmです。



左壁面、中央の作品です、
「こもれび」で約 23.7×22です。



左壁面、右端の作品です。
「そらのにおい(3)」で約 25×32.3です。



右壁面、左端の作品です。
「そらのにおい(2)」で約 27.9×18です。



右壁面、左から2番目の作品です。
「そらのにおい(4)」で約 22×25.7です。



右壁面、左から3番目の作品です。
「やまのそら」で約 16.2×16.8です。



右壁面、右端の作品です。
「そらのにおい(1)」で約 25×27.8です。



画廊中央に吊り下げられた作品です。
「シーツ」で約 130×618です。



「シーツ」の部分です。


「シーツ」の部分です。



「シーツ」の部分です。



「シーツ」の部分です。

展示作品はすべてミクストメディアです。
画廊の壁面にしもかわらさんのテキストが貼付されていますので転載いたします。


青空と洗濯物たち

2011年、東日本大震災を経験し、改めて
どんな小さな日常の出来事でも
それが当たり前に出来るということが
どんなうれしいことなのかを改めて知りました。

ある晴れた日。
心地よい光が降り注ぐ中、風がそよぎ
洗濯物が揺れている。
太陽の光をたくさんあびて気持ちの良いシーツ。
今日はこのシーツでどんな夢を見るのかな。
もう、原発や地震のことなど何も心配いらないよ。
安心して眠りなさい。
いつか、こんな日がすべての人に
平等に訪れますように。
願いを込めて、制作しました。



〈作家コメント〉

岩手県盛岡市生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科卒業。
和紙を焦がす、線香で無数の穴をあけたり、糸で縫い合わせるといった手法で作品を制作しています。
作品を通じて素朴であたたかい気持ちをお届けしたいです。


しもかわらさんの作品は和紙に線香の火を使って描かれています。
これはかなり特殊な技法ですが、作品自体はとてもナチュラルです。
何の気負いもなく、ごく自然に振る舞っています。
その姿勢は大作「シーツ」にも貫かれています、

端から見ていくと、断片がパッチワークのように繋がれていることに気がつきます。
断片の一つ一つは、日常の日々のようです。
同じようでいて、すべてが異なっています。
それらを繋ぐ糸も様々で、効果的に使われています。

しもかわらさんは東北の人です。
作品に震災の悲惨さは表れていません。
しかし、震災がもたらした心の変化が作品の核にあります。

それはわたしたちの想像力を刺激して、深い思索に誘います。


一つ一つはとてもシンプルな作品です。
それが糸で繋がれ、部分的に重なったりして、ハーモニーを生み出しています。
音楽に喩えれば、「シーツ」は交響曲です。
耳に(眼に)優しい、祈りのシンフォニーです。


ご高覧よろしくお願い致します。


2011年藍画廊個展

作家Webサイト



会期

2014年1月27日(月)ー2月1日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内