藍 画 廊



黒柳雅夫展
KUROYANAGI Masao

黒柳雅夫展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
作品サイズ333(W)×242(H)mmです。



正面の壁面です。
1620×970です。



右側の壁面です。
2点共、333×242です。



入口横の壁面です。
242×333です。

以上の5点で黒柳雅夫展は構成されています。
作品はすべてキャンバスにアクリル絵具です。



左壁面の作品です。



正面壁面の作品です。



正面壁面の作品の部分のクローズアップです。



右側壁面の左端の作品です。



右側壁面の右端の作品です。



入口横壁面の作品です。


〈作家コメント〉

画面の中の線というものにこだわってきたが、線から離れながら線が生み出すものを残せないだろうか、と試みてみた。


藍画廊の白い空間に白を基調とした作品が5点。
1点は大きいものの、他の4点は小品。
空間を持て余すかと思えば、過不足のない展示。
画廊全体に心地良い緊張感が漂っています。


そう、黒柳さんの作品にはほど良い緊張感があります。
シンプルでシンメトリーなカタチは幾分ストイックです。
しかし、豊か
な色彩と微妙なタッチがカタチの堅さを和らげています。
その案配が絶妙で、見る者の心に染みこんでいきます。

ある人は、作品に具象的な風景を見いだしました。
水面に映る風景です。
又ある人は、作品に純粋な抽象を見ました。
どちらも正解です。
ここにあるのは絵画的空間であって、形式はどちらでも良いのです。

前回の展示はコメントにあるように、線の動きが特徴的でした。
今回はカタチを継承しながら、線を消して、色彩と全体の構成に重きが置かれています。
特にホワイトと色彩のせめぎ合いが見所です。
色を塗っては白を重ね、白を重ねては色を置く。
その積み重ねが、奥行きのある色彩の展開として結実しています。



黒柳さんの作品を見ていると、光を感じます。
色彩が、光から生まれてくるのを感じます。
光が絵画の原点であることを感じます。

ご高覧よろしくお願い致します。

2011年藍画廊個展


会期

2013年12月2日(月)ー12月7日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内