今週の月曜、火曜は初夏を思わせる爽やかな陽気でした。
一年のうち、今ごろと初秋が一番過ごしやすいのではないでしょうか。
作家の名前と作品の印象が一致することが偶(たま)にあります。
川田夏子さん、今回の作品と名前がものすごく一致します。
個人的な感想を言わせてもらえれば、初夏の水辺を想像させるような作品です。
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今回は道路側ウインドウの作品から紹介させていただきます。 「黒群青」と題された作品です。 「黒群青」は色の名前です。 サイズは500(H)×605(W)mm。 雲肌麻紙に岩絵の具です。 (以下出品作品は全て同じです。) 自然光が良く似合う作品です。 |
画廊の内(なか)に入ってみます。
入口からの展示風景です。
左から「柳葉裏」、530(H)×410(W)mm。
「黒茶」、530(H)×455(W)mm。
「裏葉」、910(H)×1165(W)mm。
左は、画廊入口から見て左壁面になります。
「岩黒茶」、1940(H)×1304(W)mm。
ウィンドウの作品をご覧になってお分かりのとおり、画面に濃淡の繭状の筆跡の集積が描かれています。
集積の密度が作品によって異なっています。
上の作品はどちらかといえば密度が粗になっています。
道路側入口を挟んだ展示風景です。
やはり、この作品は自然光が似合います。
右は「小豆茶」、725(H)×605(W)mm。
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この作品は画廊入口から見て左壁面の隣に展示された小品です。 「裏葉NO.2」、 300(H)×300(W)mm。 この作品も繭状の密度が粗です。 動きがありますね。 水の中で動いている半透明な生き物のようです。 眺めていると、何も描かれていない地と半透明の筆跡のバランスの妙に気がつきます。 その関係が、川田さんの世界ではないかと思いました。 |
2002年4月22日(月)-27日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内
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