藍 画 廊



小山茂勢展
KOYAMA Shigeori

小山茂勢展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口横の左壁面です。
タイトル「顔」で、サイズは80.3(H)×65.2(W)cm(F25)です。



左の壁面です。
左から、「一ツ目」で65.2×80.3(F25)、「生物のいる風景」で72.7×91(F30)、「大地を吸い込む」で72.7×91(F30)、「浮遊」で72.7×91(F30)、「桜の頃」で72.7×91(F30)です。



正面の壁面です。
左から、「夜、木登り」で91×116.7(F50)、「首はどこ?」で91×116.7(F50)、「鳥獣」で116.7×91(F50)です。



右の壁面です。
左から、「黒い子供」で80.3×100(F40)、「花と遊ぶ」で72.7×91(F30)、「黒猫とボク」で72.7×60.6(F20)、「オレンジ」で60.6×72.4(F20)、「ボクと花」で60.6×72.4(F20)です。



入口横の壁面です。
左から、「頭の中の風景」で65.2×80.3(F25)、「景色」で65.2×80.3(F25)、「大地」で65.2×80.3(F25)です。

以上の17点が展示室の展示で、その他小展示室に3点の展示があります。
作品はすべてキャンバスにアクリル絵具を使用しています。




入口横の左壁面の「顔」です。
ムンクの「叫び」を彷彿させる、狂ったような(褒め言葉です)絵です。
背景の青と人物の赤が強烈なコントラストですね。



左壁面、「生物のいる風景」です。
ちょっとシュールな雰囲気がありますが、わけのわからなさではこちらの方が上か。



左壁面、「大地を吸い込む」です。
エイリアンのような怪獣が大地を吸い込んでいますね。



正面壁面、「夜、木登り」です。
これも怪獣のような生物が木登りをしています。
右側の光線を放っているようなモノは何でしょうか?



正面壁面、「首はどこ?」です。
どうやら首が行方不明になってしまったようです。
小山さんの絵画、どの作品も動きのエネルギーが強烈です。



右壁面、「花と遊ぶ」です。
何か、笑えますね。
この尋常ではない遊び方は、笑いを誘います。



右壁面、「黒猫とボク」です。
この数々のグロテスクさは、案外貴重です。
半端じゃないところが立派です。



右壁面、「ボクと花」です。
題名からはとても想像できない、迫力のある絵です。



入口横壁面の「景色」です。
他の作品と比べると大人しい色使いですが、描かれている世界は相変わらずです。



小山さんの作品、面白いと思います。
わけのわからない怪獣やら何やらが跋扈してますが、その狂い方が面白い。
強烈な色彩と大胆な構図。
それが何とも調和していて、ちょっと眼が離せません。

小山さんの絵画、狂った(褒め言葉です)絵画です。
でも、本当に狂っているのは世の中の方であって、絵の中の世界ではありません。
よ〜く見ていると、それが分かります。
品の良い風景画や静物画も良いですが、たまにはこのような狂った絵も見ないとダメですね。

小山さんの絵画にはアニメやマンガなどのサブカルチャーの影響が見て取れます。
それらの持っているダイナミズムを大胆に絵画にぶち込んでいます。
自分の趣味を一旦横に置いて、このような異端なイメージの洪水に浸ることも、時には必要かと・・・。

ご高覧よろしくお願い致します。


 

会期

2011年8月6日(月)ー8月11日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内