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藍 画 廊


菊池敬子展


菊池敬子展は平面作品(油彩、キャンバス)八点で構成されています。
会場風景です。



上の二点、モチーフはビルです。
画廊入口から見て、正面(F80号)と右側(F100号)の壁面です。
どちらも、ビルの窓に明かりがついた夜の景色を描いたものです。
右側の作品は、ビルの蛍光灯の光が流れています。
このカタチは大胆で面白いですね。



入口から見て、左側(F120号)とその右隣(F30号)の壁面です。
左側は同じく夜のビルの明かりをモチーフにしています。
窓のアップです。
右側は窓から差し込む光でできた影を描いた作品です。
人工の光と、自然の光です。



小品(F15号)三点です。
入口の両脇の壁面です。
(道路側ウィンドウにもF4号の小品が展示されています。)
左の縦長の作品は湖をモチーフにしています。
他の二点はやはりビルです。
右側の、垂直に描かれた形は古いビルの円柱です。
正式な名称は忘れましたが、昔のビルに良く用いられた建築様式です。

菊池さんは1年半ほどフランスに留学していました。
ホームシックのようなものにかかった最初の頃、夕暮れのビルの明かりが楽しそうに見えたそうです。
淋しいときに明かりを見ると、その明かり(灯)に包まれた人々は幸福そのものに見えますね。
たとえそれがビジネスビルの明かりであっても。

そのときから、ビルのモチーフが始まったそうです。
光の謎を解く作業も、そこから始まったといえるかもしれません。

ご高覧よろしくお願いいたします。


会期


2001年11月19日(月)-11月24日(土)

11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内



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