花田伸展の会場風景です。
大きさがまちまちの作品が全部で34点展示されています。
アクリル絵具のエアブラシでキャンバス、パネル、木に描いています。
展示空間の上下(天井からの距離と床からの距離)を揃えてありますので、作品数の割にスッキリとした印象を受けます。
作品群の帯が画廊内の五つの壁をグルリと一周している感じです。
エアブラシは簡単に言えばスプレーです。
グラフィティ(落書き)に良く使われていますね。
ヒップホップ以降お馴染になった画材です。
花田さんの使っているのはもっと精密な道具で、エアガンとコンプレッサーが分離したタイプだと思います。
いずれにしても空気やガスの圧力で絵具を粒子状に吹きつけます。
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花田さんの作品は、そのエアブラシの特徴を上手く生かしています。
エアブラシは、筆で描いたような人の手の痕跡が余り残りません。
エアブラシ独特の浮遊した空間を創ることに成功しています。
又、ブルーのモノトーンの作品は、果物(オレンジ、レモン、ライム、無花果、キイウイ)を輪切りにしてスタンプにしたような面白さもあります。
(下の小さな画像がそれです。)
実際はやはりエアブラシで描かれているのですが。
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淡いブルー、ピンク、グリーン、イエロー。 あるいは、濃淡ブルーのモノトーン。 これら色が浮遊するドットの画面はどこか「ファンシー」です。 「ファンシー」の素はイノセント(無邪気)です。 花田さんの作品は、そのイノセントがポジティブに表出されています。 イノセントは画廊空間からはみ出して道路側のウインドウにもあります。 御高覧よろしくお願いいたします。 |
2001年7月16日(月)-7月21日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
銀座、京橋地区の10の画廊による「新世代の視点」も今回で六回目となります。
本展のテーマは「絵画」。
参加作家によるテーマの多様な表現が期待されます。
皆様の御来場を心よりお待ち申します。
期日:2001年7月23日(月)- 8月4日(土)
午前11時30分 - 午後7時(最終日午後5時まで)
日曜休廊
入場無料
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ギャラリーなつか | 樋口朋之 |
コバヤシ画廊 | PARK,hyun,joo |
ギャラリーK | 大巻伸嗣 |
ギャラリー現 | 山極満博 |
ギャラリー山口 | 津上みゆき |
ギャラリー東京ユマニテ | 千葉鉄也 |
藍画廊 | 加藤泉 |
ギャラリー21+葉 | 笹井祐子 |
なびす画廊 | 岩熊力也 |
フタバ画廊 | 佐藤譲二 |
シンポジュウム 「絵画」
日時:2001年7月27日(金) 午後6時 - 午後10時
会場:コバヤシ画廊
出席:赤塚祐二、内海信彦、言水ヘリオ、白坂ゆり、鈴木省三、鷹見明彦、堀浩哉、堀元影、松浦寿夫
司会:建畠晢
新世代作家小品展
会場:ギャラリーなつかb.p
期日:2001年7月23日(月)- 8月4日(土)
午前11時30分 - 午後7時
日曜休廊