河田政樹/カムフラージュの展示風景です。
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画廊入口から見て、正面の壁面方向です。 二つの長椅子が設置されています。 椅子、クッション共、作家の河田さんの制作になります。 といっても、椅子の展覧会ではありません。 インスタレーションの一部としての、装置です。 |
右側の壁面です。 |
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入口横右の壁面です。 |
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左側の壁面です。 正面と同じ長椅子が一脚設置されています。 |
道路側ウィンドウの壁面です。 小さなピンクの平面作品が展示されています。 ドローイングで、サイズはA5です。 |
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画廊入口手前(芳名帳のあるスペース)の壁面です。 |
今回のご案内は、ページ制作者(ふくだまさきよ)が画廊で展示を見る前に制作されています。
藍画廊から送信された画像と、作家の河田さんとの電話による会話で、ページは構成されています。
通常とは違うプレビューであることをご了承下さい。
画廊には三脚の長椅子。
この長椅子は、実際に座っていただくことを前提に設置されています。
常時開けられた道路側の入口からは、陽の光や騒音などが侵入してきます。
椅子に座って壁面の作品を眺めると同時に、それらも感じて下さい。
右側壁面に展示された写真です。
写真ですが、プリントされているのは、フィルムロールの最初と最後にあるリード(正確な用語は不明)の部分です。
ですから、写っているのはその部分に付いた細かいキズです。
道路側ウィンドウのドローイングです。 表面に透明なアクリルをマウントしてあります。 この場所の展示は、展覧会へのアプローチの意味もあります。 例えば、道路を歩いている人が、この展示を見て、画廊内に足を運ぶかもしれません。 又案内状を手にした人の中には、この展示で、画廊に入ってくることがあります。 そのような役割そのものを、作品のモチーフとして取り込んだ作品です。 画廊入口手前(芳名帳のあるスペース)の壁面の二点のドローイングも同じモチーフの作品です。 (画廊の入口の前も、展覧会へのアプローチですから。) |
次は入口横右壁面の案内状の作品です。
展覧会の作品制作前に河田さんがイメージした、展覧会の案内状です。
ランダムに選択された1枚が案内状として送付されています。
案内状は展覧会の仲介、媒介メディアです。
作品と鑑賞者の間にあって、関わるきっかけを作るものです。
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河田さんの「かわだ新書プロジェクト」の二冊を、長椅子のクッションに置いた画像です。
左が表紙で、右は中のページです。
もちろん、長椅子に座って新書を読む可能です。
「かわだ新書プロジェクト」と本展のベーシックなテーマは共通しています。
一言でいえば、美術とは何かという問いを含んだ、美術そのものです。
ご高覧よろしくお願いいたします。
《撮影 藍画廊 菊池絵子》
Art Yuranアーティストインタビュー「河田政樹」