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藍 画 廊


石井敦子 Ishi Atsuko
a25-LAB展


石井敦子「a25-LAB展」の展示風景です。
画廊入口から見て、正面の壁面です。



壁面の作品は、タイトル「a25体重測定図」で、34.8×17.5cm。
画廊中央のテーブルの上の作品は、「マイブック2001-2004」で、11×15cmです。



左側の壁面です。
左の床は、「
a25-LAB FILE」。
壁面の作品は、「a25出没駅分布図」で、17.5×17.5cm。
その右の壁面下には、「あり」(4×6cm)という作品も展示されています。
画廊内は以上の五点で、道路側ウィンドウに一点、芳名帳スペースにも一点の展示があります。


さて、この展覧会はどういった展覧会なのでしょうか。
入口に石井さんの「ごあいさつ」が貼付されていますのでご紹介します。

ごあいさつ

本展は「a25」という謎の生物の観察・研究のため設立された「a25-LABORATRY(a25研究所)」の研究発表展覧会です。
a25 は、細かい作業や記録をつける事を好む生物であり、3年以上もの間、細かい絵と文章で日記を綴っています。
その日記と、我々研究所員が観察・研究した資料で、 a25 の生態に迫っております。
a25 の制作物にふれ、何か感じていただけたら幸いです。

この展覧会にあたり、ご協力・ご支援、またこころよく日記掲載に許可をくださった関係者各位に厚く御礼申し上げます。

2004年3月 a25-LABORATORY
研究所員 石井敦子

なるほど、石井さんは「a25-LABORATRY(a25研究所)」の研究員で「a-25」の観察、研究をしているのですね。
その研究成果の発表が今回の展覧会です。


研究所のIDタグを付けた石井研究員です。
セキュリティの厳しい研究所のようですね。
この研究所、どこにあるのでしょうか。


それでは研究発表を一点づつご案内しましょう。



研究のコアになっているa-25の付けている日記四冊です。
新潮社版文庫の「マイブック」と名付けられた白紙の本に、細かな絵と文章で日記が綴られています。
表紙だけ見ると普通の文庫本ですが、中身はa-25によるa-25の生態がビッシリ記されています。
会場で直接ご覧になることをお薦めしますが、遠方の方は
研究所のサイトに公開されている日記をどうぞ。



正面壁面の「a25体重測定図」です。
a25の体重の変動が点のグラフで示されています。
石井研究員の説明では、正月に体重が増加認められるそうです。
a25も仕事が休みで、ゴロゴロしながら食べていたのでしょうか。



左側の壁面に展示された「a25出没駅分布図」です。
都内における出没マップですね。
研究員の説明では、鉄道路線をトレースし、a25が乗降した駅に印(しるし)をつけたものだそうです。
(表面の白い紙を点で切り抜き、下地の赤い紙が印となるようにした方法です。a25体重測定図」も同様です。)
いろんなところに出没しているんですね。
ひょっとしたら、わたしもa25と会っているのかもしれません。



左は「a25-LAB FILE」です。
今回の発表に基になった資料が入っています。
右は「あり」です。
壁面の繋ぎ目の下に、「・・・・・・」のようなものが描かれています。
「あり」がせっせと何かを運んでいる姿なのでしょうか。
a25は「あり」と関係があるようです。



左は道路側ウィンドウの「マイブック2004 86ページ」です。
日記の一ページですね。
展覧会(研究発表)のご案内です。

右は芳名帳スペースの「welcom to a25-LAB 」で、ビルの窓から人影が手を振っています。
(このページの一番上の小さな画像をご覧下さい。)


会場ではa25-LABORATRY特製のTシャツや体重測定用紙なども販売されています。

謎の生物a25。
今回の研究発表で朧げながらその正体の一部が見えてきました。
なかなか「可愛いヤツ」です。
次回の研究発表に期待しましょう。



ご高覧よろしくお願いいたします。


研究所サイト

会期


2004年3月15日(月)-3月20日(土)


11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内



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